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映像制作を発注するときに頼むべきは・・・会社 vs フリーランス

これから映像を発注したい。そんなときに疑問となるのが「会社とフリーランスのどちらに動画制作を頼んだ方が良い?」ということです。依頼する側の要望や目的に応じて、最適な選択肢は異なります。ここでは、動画制作を頼む際に、会社とフリーランスそれぞれのメリットとデメリットを紹介し、それぞれの特徴を比較していきたいと思います。

 

【会社に依頼する場合のメリット】

1. 安定した品質を提供できる
動画制作会社は、専門的なスキルを持った複数のスタッフが在籍しており、高品質な動画制作を提供することができます。特に、多くの実績がある会社であれば、クオリティ面で安心して依頼することができます。

2. 大規模なプロジェクトに対応可能
動画制作会社は、スタッフの人数が多く、大規模なプロジェクトにも対応可能です。また、必要な機材やスタジオを持っていることが多いため、撮影から編集まで一括で依頼することができます。大規模というのは一般的には、スタッフが10人以上関わるようなプロジェクトかと思います。

3. クリエイティブな提案を受けられる
動画制作会社は、多くの実績を持ち、様々な企業の動画制作を手がけています。そのため、クリエイティブなアイデアや提案を受けることができます。

4. 制作プロセスが明確
動画制作会社は、独自の制作プロセスを持っていることが多く、クライアントにもわかりやすく説明してくれます。納期や予算も明確に提示してくれるため、スムーズな進行が期待できます。

5. アフターフォローが充実
動画制作会社は、制作後のアフターフォローも充実しています。納品後に発生した問題に対して、修正や修理を行ってくれる場合が多いため、クライアントは安心して依頼することができます。

 

【会社に依頼する場合のデメリット】

1. コストが高い
動画制作会社は、専門的なスキルや機材を持っているため、その分コストが高くなります。小規模な動画制作の場合、コスト面での負担が大きくなる可能性があります。関わる人数が基本的に多くなる分、それが結果的にコストアップを招きます。実績が充実している会社ほどコスト面で上がり易いとも言えるでしょう。

2. 対応が遅い
大規模な動画制作会社であれば、複数のプロジェクトを抱えているため、対応が遅くなる場合があります。また、制作途中でクライアントの要望に変更があった場合も、その分の対応時間が必要になるため、納期が遅れることがあります。

3. 担当者の変更がある
動画制作会社では、複数のスタッフがプロジェクトに関わるため、担当者の変更がある場合があります。担当者が変わることで、クライアントとのコミュニケーションがうまくいかなくなる可能性があります。

4. 一部の業務しか受け付けない
動画制作会社によっては、撮影や編集などの一部の業務しか受け付けていない場合があります。そのため、必要な業務を全て一括で依頼することができない場合があります。

5. カスタマイズが難しい
動画制作会社が提供する動画制作サービスは、一般的に汎用性が高く、カスタマイズが難しい場合があります。特に、独自のアイデアを取り入れたい場合には、クライアントの要望に沿ったカスタマイズが必要になるため、難しい場合があります。

 

【フリーランスに依頼する場合のメリット】

1. コストが抑えられる
フリーランスの動画制作者は、比較的低いコストで動画制作を提供することができます。特に、小規模な動画制作の場合には、コスト面でメリットが大きいです。その理由としては、最低人数で制作を行うためです。私たちも同じなのですが少数精鋭を制作の基軸としているフリーランスの方が少なくありません。

2. オリジナリティ溢れる動画制作ができる
フリーランスの動画制作者は、自己表現の場として、独自のアイデアや技術を取り入れた動画制作を行うことができます。そのため、形に囚われることなくオリジナリティ溢れる動画制作が期待できます。

3. 相談しやすい
フリーランスの動画制作者は、1人で制作することが多いため、クライアントとの相談もスムーズに進めることができます。連絡をディレクターと直接行えないで映像制作に臨む際に、全くイメージと違った映像を生み出すことがあります。映像はビジュアルアートとも言われますので、より深いレベルでの意識の共有ができるかどうかがネックとなります。

4. 納期が早い
大規模な動画制作会社であれば、複数のプロジェクトを抱えているため、納期が遅れることがあります。一方、フリーランスの動画制作者は、プロジェクトに専念できるため、納期が早い場合があります。筆者の私個人でもなかなか一度に20本以上を受けることは物理的に難しいですが、その時々に関わるプロジェクトを絞り込むことで他の映像制作者よりも早い納期を実現できているのではないかと自負しております。

5. トータルなサポートが受けられる
フリーランスの動画制作者は、動画制作以外にも、企画やマーケティングなどのトータルなサポートを提供する場合があります。そのため、動画制作だけでなく、戦略的なマーケティング戦略の構築についても相談できるメリットがあります。大手だと映像制作の作業の範囲をプロダクション側から限定されることが多々あります。フリーランスであると小回りが効くことがメリットでもありますので、動画制作の活用法についても相談できたりするのが良いですね!

【フリーランスに依頼する場合のデメリット】

1. 品質が低い場合がある
フリーランスの動画制作者は、スキルや経験のレベルがまちまちであるため、品質が低い場合があることがあります。特に、安価な価格設定で動画制作を提供する場合には、品質について十分に確認する必要があります。

2. 対応が遅い
フリーランスの動画制作者は、1人で制作するため、複数のプロジェクトを抱えると対応が遅くなる場合があります。また、締切に追われることがあるため、納期に対するリスクも考慮する必要があります。

3. スケールが限定される
フリーランスの動画制作者は、1人で制作するため、大規模なプロジェクトに対応することが難しい場合があります。そのため、スケールが限定される場合があります。

4. 制作担当者の変更がないため、業務負担が大きくなる
フリーランスの動画制作者は、1人で全ての業務を担当するため、クライアントとの折衝や企画など、一般的な制作業務以外の業務も担当する場合があります。そのため、業務負担が大きくなる場合があります。

5. キャパシティが限定される
フリーランスの動画制作者は、一人で全ての業務を担当するため、同時に複数のプロジェクトを進めることに限界があります。

 

まとめ

企業にとっては自社内で動画制作を行うことも選択肢の一つとなっています。自社内で制作を行う場合、外部に委託することに比べて制作コストが安く済むことや、制作スケジュールの管理がしやすいことがメリットとなります。しかし、自社内で制作を行う場合には、必要な機材や人員がそろっている必要があります。また、制作に必要な技術やノウハウが不足している場合には、制作品質に影響が出てしまう可能性があります。別の記事でも書かせていただきましたが、映像を内製化するためには、機材と人材の初期投資が必要となります。まともにチームとして動き出せるようになるには、それ相応の時間がかかることを覚悟しないといけないかと思います。

制作プロジェクトのスケール感、予算感、または納期などに合わせて、映像制作会社やフリーランスの方を使い分けることが良いと思います。映像の世界では、ゴールにたどり着くための答えがひとつというわけではありません。ですので、そこに行きつくための工程も多く存在しています。今一度、自身のニーズを分析し、注意深く発注先を決められることをおススメいたします。

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