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映像クリエイターを目指すなら撮影と編集のどちらから始めるべきか

映像制作 2026.05.07 約7分で読めます
映像クリエイターを目指すなら撮影と編集のどちらから始めるべきか

映像クリエイターを目指すなら撮影と編集のどちらから始めるべきか

映像制作に興味を持ったとき、多くの方がこんな疑問を持つのではないでしょうか。「まずカメラを買って撮影から始めるべきか、それとも編集ソフトから触り始めるべきか」。 実は、この問いに対する答えは一つではないかもしれません。ただ、現場でさまざまなクリエイターの成長を見てきた経験から、お伝えできることがあると思っています。

撮影から始めるメリットとデメリット

撮影から入ることの最大のメリットは、「映像を作る喜び」をすぐに体感できることです。カメラを持って外に出て、シャッターを切る。その瞬間から、あなたはすでに映像クリエイターとしての第一歩を踏み出しています。 実際に現場で感じているのですが、撮影経験が先にある人は「どこに光があるか」「被写体をどう配置するか」という感覚が自然と身につきやすいように思います。これは後から学ぼうとしても、なかなか追いつきにくいスキルかもしれません。 撮影から始めることで得られるものには、こんなものがあります。

  • 光の扱い方(ライティングの基礎感覚)
  • 構図の考え方(フレーミングとも呼ばれる、画面内の配置感覚)
  • カメラの露出設定(明るさやボケ感のコントロール)
  • 被写体とのコミュニケーション力

一方で、デメリットもあります。撮影した映像は、編集しなければ「完成品」にはなりません。編集の知識がないまま撮り続けると、どんな素材が必要なのかわからないまま撮影してしまい、後で困ることもあります。

編集から始めるメリットとデメリット

編集(動画や映像素材をつなぎ合わせて一本の作品に仕上げる作業)から始める方法も、実は理にかなっているかもしれません。 編集ソフトに触れると、映像がどういう「パーツ」で構成されているかがよく見えてきます。写真は一枚で完結、映像には連続性が存在するため「この場面にはこういうカットが必要だったんだ」という逆算思考が生まれるんです。それが、後から撮影に入ったときに大きな武器になると感じています。 編集から始めることで身につくスキルはこちらです。

  • カット編集(場面と場面をつなぐ基本の技術)
  • BGMやSEの使い方(音楽・効果音で映像の印象を変えるテクニック)
  • テロップ(画面上の文字)のデザイン感覚
  • 映像全体のテンポや構成力

ただ、編集だけやっていると「撮影現場のリアル」がなかなかわかりません。どれだけ素材が欲しかったか、撮影がどれほど大変だったか。その感覚がないまま編集を続けると、どこか「座学だけで覚えたような仕上がり」になってしまうこともあり、別の撮影者に対する指示出しや要望の出し方がわからないかもしれません。

結局、どちらが正解なのか

正直に言うと、どちらから始めても正解だと思っています。 大切なのは「もう一方を早い段階で学ぶこと」ではないでしょうか。撮影から始めた人は半年以内に編集を、編集から始めた人は実際にカメラを持って外に出る経験を積む。このサイクルが、映像クリエイターとしての成長を加速させてくれるはずです。

目標によって入口を変えるのも一つの手

たとえばYouTubeやSNS向けの縦型ショートムービーを作りたいなら、まず編集から入って「短い動画のリズム感」をつかむ方が早道かもしれません。 一方、企業のPR映像(企業の魅力を伝えるプロモーション動画)や採用動画(求職者向けに会社を紹介する映像)を作りたいなら、撮影現場の空気感を早めに知っておくことが重要だと感じています。インタビューの雰囲気やロケ地の光の変化は、実際に現場に立たないとわからないことが多いです。

両方を学べる環境に飛び込むのが一番早いかも

独学でどちらかを学ぶより、現場に近い環境で両方に触れるのが最短ルートかもしれません。 映像制作プロダクションでのアルバイトやインターンシップ、あるいはワークショップへの参加など、実際の案件に関わりながら学べる場を探してみることをおすすめしたいです。教科書では学べないことが、現場には山ほどあります。

  • 映像制作プロダクションでのインターン・アルバイト
  • 自主制作の短編動画をSNSに投稿し続ける
  • 地域のイベントや知人の撮影を引き受けて実践経験を積む
  • オンライン講座で基礎だけ先に学んでから現場に出る

まとめ:現環境でパソコンが手元にあるのか。カメラが手元にあるのか

撮影か編集か、どちらが先かという議論よりも、「今日から撮り始める」「今日から編集し始める」の方がずっと大切かもしれません。 スマートフォンさえあれば映像は撮れます。ただし、2026年の現在では、スマートフォンがまだプロ現場機器としての完全な代替を果たせているわけではないので、やはりちゃんとしたカメラ機材を使う方が、映像クリエイターとして撮影知識が蓄積されていきます。編集に関しては無料の編集ソフトも多く存在します。パソコン向け無料ソフトで今一番おすすめなのには、「DaVinci Resolve」があります。パソコンがなければ、まずは手元のスマホ編集でも触れてみる。そのうちに自分がどちらに興味を感じるか、自然と見えてくるのではないでしょうか。 映像クリエイターへの道は、「完璧な準備が整ってから」ではなく、「ちょっと不完全なまま始めた人」の方が結果的に早く成長しているように見えます。自分のレベルに合った案件が来る。なんてことはないに等しいです。「対応力」というフレーズが一番求められる仕事がこの世界ですので、そんな部分も楽しみながら向き合っていくと着実に成長できるのはないでしょうか。 あなたはどちらから始めてみたいと思いますか?ぜひ良かったらSNSからでもお知らせくださいね。

Ryohei Watanabe
Ryohei Watanabe
Seven Seas Pictures代表 / Udemy 25,000+受講生

映像制作・動画制作・写真・ビジネス動画活用など、実践で得た知識を発信しています。東京千代田区で映像プロダクションを経営する傍ら、映像講師としても活動中。

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