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写真カメラマンが映像を始めるときに特に気を付けたいポイント

写真出身の人が映像制作に入門!そういったケースが多いですが、その際の注意点について見ていきましょう!

筆者も元は写真出身だった

このブログを書いている筆者も実は最初は写真から入門しました。20代の頃に仕事で某グルメ雑誌の写真カメラマンとして、この業界で働き始めました。実はその後に映像学校にも出た経緯があったので、うまく写真から映像というトランジションを果たせました。ですが、実務をしながら上手くトランジションしていくのは一筋縄ではいかないこともあります。写真出身者が映像を始めるときに気を付けなければいけないポイントはそれでは何でしょう?

写真出身者が映像を始めるときの注意点

写真は一枚だけでひとつのストーリーがあります。ある意味では、一枚だけでストーリーを完結する必要があるとも言えます。

映像は英語でmotion picturesつまり写真の連続となります。写真の連続によりストーリーを語る必要があります。

注意点1は、

「ひとつひとつの映像にこだわり過ぎて、次の映像との繋がりがなくなる」

ということです。映像を丁寧に作るこだわりは必要ですが、映像の場合は映像の前後関係が非常に大事になります。前のシーンから次のシーンに受け渡されたときにどういった意味合いがあるのか?それを考えなければいけません。

注意点2は、

「スクリーンディレクションを大事にする」

ということです。写真の世界では、縦で撮ったり、横で撮ったり、構図に対する縛りのようなものはありません。

映像の世界では、何度もカメラアングルが変わりますが、登場人物の位置関係に注意を払う必要があります。

例えば2人がカフェで会話をしているとして、右側の人はずっと左を向いているとしたら、どんな構図でもなるべく左を向いている位置に配置するべきです。なぜなら次の映像で顔の向いている方向が反転してしまうと、どっちが喋っているんだっけというように視聴者は混乱してしまう可能性があるからです。視聴者にも伝わる映像を作ることは見る側も意識したものでなければいけません。

注意点3は、

「背景ボケは必要なとき以外は狙い過ぎない」

です。その理由としては、写真は一度オートフォーカスでフォーカスを合わせてしまえば、ピントの合った写真が撮れます。映像の場合だとストーリーなどによっては、被写体が動き続けます。背景ボケを狙い過ぎると容易にピントがずれてしまいます。ピントが合っていない映像よりかは、背景ボケはないけれど被写体がしっかり写っている映像の方が良い映像です。

映像はあらかじめストーリーを想定して現場にいく

作品的要素が特に強い作品は、ストーリーボードを用意するなど下準備が必要となります。写真はカメラ一台持って出会ったドラマを切り取り残せますが、ドキュメンタリー以外の映像では、入念な下準備とスケジュール管理が必要となることが多いです。5年以上前から動画時代と言われていますが、メディアの中でも最新なフォーマットであるがために、まだまだ開拓の余地があるものだと思います。

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